不渡り発生でリスク倍増になる手形割引

手形割引という言葉をよく聞きます。
それは、顧客から受け取った手形を担保に金融機関から額面を限度に資金を融通してもらうものです。
手形決済資金がそのまま返済資金になるので、返済の手間が一切必要ありません。
支払いの関係でどうしても早く資金化したい場合には非常に有効な資金調達方法です。
では、金融機関はどんな手形でも割引に応じてくれるのでしょうか?
NOです。
手形の信用がない、つまり手形不渡りリスクがあるので金融機関は応じられません。
でも、手形信用があっても、割引に応じられないケースもあります。
それは、手形を持ち込んだ者の信用が少ないケースです。
もし、割り引いた手形が不渡りになった場合、金融機関は持ち込んだ者に対して、手形の買戻しを求められます。
そうなると、割り引いた資金で支払いを済ませている。
そのうえで、割引手形の決済資金まで出さされることになり、2倍の資金を失うことになります。
手形割引は無駄な資金を寝かすことがなく、非常に有効な資金調達方法なのですが、ある面大きなリスクが潜んでいます。
持ち込む手形の信用もしっかり計るのが賢明です。